花マルブログ

今スグできる、日本の教育を良くする仕組み

来年度、中学校の教科書が更新されます。

そのお披露目会(?)があったので、原先生と「東京都教職員研修センター」に行ってきました。

そこでは、全教科・全学年・全教科書会社の教科書が展示されます。

教科書の「見やすさ」「分かり易さ」は、子供たちの学びやすさに大きく影響します。
特に英語は、文章によってその面白さが大きく変わるので、その影響も大きいです。

見た中では「New Horizon」が

見やすさ、分かり易さ、文章の面白さ

全てにおいて、良かったと思います。

ただ、どの教科書を採用するかは、各市区町村の教育委員会が決めます。

残念ながら各学校の先生に、決める権限がありません。

これは、明らかな仕組みのミスだと思います。

というのは、フィンランドでは、各学校の先生が、使う教科書を決める権限を持っていました。

ですので、先生たちは、より使いやすいものを求めて真剣に見比べます。

一方、教材会社の人も、採用してもらうために必死に現場の声に耳を傾けます。

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(職員室で、教材会社の人が、先生と話をしています)

だから、どんどん良い競争(切磋琢磨)が起こって、フィンランドの教科書は、どれも面白いものでした。
生徒たちも、夢中になって続きのストーリーを理解しようとします。

→フィンランドの教科書について

それに引き換え、日本の教科書は生徒達に聞くと、ほぼ100%「つまんない」という声が聞こえてきます。

これは、生徒たちの「意欲」の問題ではなく、単なる「(教科書採択の)仕組み」の問題で、この仕組みを変えるだけで、自然と、現場と教材会社さんの良い切磋琢磨が生まれて、子供たちの学びも楽しくなると思います。

一刻も早く、この仕組みを変えてもらいたいですが、それは、まだまだ先になるかもしれません。

せめて、八王子市には、ぜひ「New Horizon」を採用してほしいです!


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