花マルブログ
プロって、やっぱりすごい!
先日、原先生と一緒に、新国立劇場の演劇を見てきました。
笑いあり、涙あり、考えさせられ、本当におもしろく、感じるものが多かったです。
よく「心が揺さぶられる」「心をわしづかみにされる」って表現がありますが、
「心をわしづかみにされて、揺さぶられた」って感じました。
映像では感じられないものを、多く感じられたと思います。
今日は「なぜ演劇を見に行ったのか」、心がけていることを、記したいと思います。
(1)演劇教育の参考のため
イギリスなど、西洋の国々では「国語」「算数」「音楽」などと並んで「演劇」という教科があるそうです。
「演劇」というと、学芸会の時にやったことがあるくらいですが、
演劇を通して、様々なものが学べます。
例えば、「音読」
通常、国語の「教科書の音読」では、心をこめたり、心情を考えなくても出来ます。
けれど、「演劇」の音読では、その時の人物の気持ちを考えたうえで、それを
声の大きさ、高さや間の取り方など、全部ひっくるめて、やっていきます。
国語の「棒読みの音読」と、演劇の「心情・状況を考えた音読」、
どちらが子供に多くを考え、多くを学んでもらえるでしょうか?
答えは明らかです。
演劇教育は、他にも、コミュニケーション力や表現力、集中力、想像力、学力を
総合的に鍛えられる、素晴らしい教育方法だと考えています。
花マル塾では、単なる「音読」ではなく、
おもしろい台本などを使って「演劇」を絡めた音読をしています。
そういう考えのもと、プロの演劇を間近で見ておくことで、得られるものがある
と思ったのですが、想像以上にすごいものでした。
以下、ちょっとしたイギリス人の感覚です。
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『ある日、40代の日本通のイギリス人と話していた時、日本の小中学校では演劇
はほとんど習いません、と言ったら、「えー!」と驚かれました。そのあとに、
「あ、だからですね」と彼が言ったのです。つまり、日本人のコミュニケーショ
ンが下手ということや、しっかりと自分の意見を言えないのは演劇をやっていな
いからだ、というのがイギリス人の感覚なのです。
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(引用元:EDUPEDIA|平田オリザ氏に聞く 演劇を用いたコミュニケーション教育(実践編))
子供は社会の宝だと思います。
その宝を、大切に育てる方法は、時代を超えて、世界中に散らばっていると思い
ます。
それらを、これからも見つけて、子供たちへの授業に活かしていきたいと思います!
(2)に続きます!