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【トークレポート③】
ムーミンとサンタの国

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グリ:こんにちは、広報ジャーナリストの福満“グリズリー”ヒロユキです。今日もお時間頂き誠に有難うございます。

丸山:いえいえ、こちらこそ。わざわざ八王子の花マル塾までお越しいただき感謝です。

グリ: さっそくですけど、先生は塾を始める前フィンランドに行かれていたと聞いたんですが・・・?

丸山:ええ、はい。

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(↑野良トナカイと戯れる丸山)

グリ:なぜフィンランドに?

丸山:ええとですね、ちょっと長いんですけど、一番の理由は、あるときに見た、イギリスの大学の研究レポートでした。

グリ:レポートですか?

丸山:ええ。幸福度調査というやつで、「あなたは今幸せですか?」という問いに、日本人は「はい。」と答える割合は少なかったそうなんです。
当時、お金持ちの指標であるGDPで、世界No1と2だった、アメリカ、日本が、日々の生活に「幸せではない。」と答えていた。

グリ:えぇ。

丸山:国は豊かなはずなのに、「幸せではない。」って感じている。実は、僕もそんな実感があったんです。大学を卒業して、東証一部上場の、大手コンサルティング会社に入ったんですが、休日もなく、早朝から終電まで働き、つらかった。(笑)

グリ:それは、つらいですね。(笑)

丸山:えぇ。(笑)で、その終電も、満員なんです。疲れ切ったサラリーマンで。

それを見てて、人生ってなんなのかな、って、なんか先が見えちゃったような、お先が真っ暗で見えないような…。

グリ:はは。(笑)

丸山:そんなとき、そのレポートを見て、「そりゃ、そうだよな」って、思ったんです。と同時に、その上位の国、あまりお金持ちじゃなくても、「今幸せです。」って素直に言える国ってどうなっているんだろう?って思った。

グリ:それがフィンランドだった?

丸山:はい。北欧の国が多かったんです。で、北欧って、どんな社会なんだろう?って、すごく興味を持ちました。本も読みました。でも、本を読んだだけ、ちょっと旅行に行ったくらいじゃ分からないものがあるような気がして、「実際その中で生活して、感じて、知りたい!」って、強く思いました。

グリ:へぇー。

丸山:フィンランドって、教育でも有名なんですが、社会生活、習慣、文化、意識、制度、政治、人の感じ、すべてを「知識として」ではなく、「体で感じ取り」たかった。

グリ:なるほど。

丸山:僕も26歳くらいで、「もしこのままいったら、一生を、狭い井の中で終わるだろうな」、と思ったんです。

グリ:日本という狭い井戸、ですね。

丸山:はい。その通りです。一生を、日本という狭い井戸の中しか知らないカエルで終わるのか、それとも、井戸を飛び出すのか。

グリ:えぇ。

丸山:答えは簡単でした。

グリ:そうですか?

丸山:そうでもなかったかも。(笑)いまカッコつけました。。。

グリ:ははは。(笑)

丸山:一つの考え方として、お金をためて、老後に行くという選択肢も人から言われました。でも、若いうちに見ておいて、その視点を持って数十年を生きるのと、その視点を持たずに人生を生きるのとでは、大きく違うと思って。

グリ:ははぁ。けれど、大きな決断で、心配とかはなかったですか?

丸山:それは、ありましたよ。出発前はベンチャー企業の取締役として働いていて、辞めづらさもありました。代表には申し訳ない気持ちがあった。また、英語もろくにしゃべれるわけでもないし、お金の心配もありました。

グリ:でも?

丸山:えぇ、でも、そんなことを気にしていたら、今行かなかったら、「いろいろ準備が整ってから行こう!」なんて思ってたら、一生行けないって、思ったんです。

グリ:なるほど。

丸山:だから、行くことに決心したんです。空港のゲートをくぐる小さな一歩が、大きな一歩となると信じて。

グリ:カッコイイですね!(笑)

丸山:すいません、今の表現またカッコつけました。(笑)

グリ:(笑)。で、やっぱりフィンランドでの経験が、花マル塾の授業に活かされてるんですか?

丸山:あ、それはたくさんあると思います。

グリ:へぇー、ぜひ知りたいなぁ。次の機会に教えてください!

丸山:もちろん!
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(↑フィンランドの子供たちと戯れる丸山)

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