花マルブログ
江戸時代にタイムスリップ?!
先日、丸山先生と深川江戸資料館に行ってきました。
資料館のなかは、まるで本当に江戸時代に来てしまったかのよう。
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江戸時代の街並みの一部がまるごと再現されていてびっくりしました!
長屋や、天ぷら屋さんなどの展示をみて、
当時の人々の暮らしに思いを馳せることができました。
また、そこで行われていた江戸時代の教育についての
講演会を聞きに行きました。
講師は、
様々な大河ドラマやアニメの時代考証をされている大石学さんという方で、
江戸時代でどのような教育が行われていたのかを、教えて頂きました。
江戸時代が、
250年以上戦死者が出なかった平和な時代になった理由の一つに、
江戸の教育力をあげ、
江戸時代の人がどのように教育をしたり、教育を受けたりしていたのかを、
小噺や川柳を題材に、学ぶことができました。
講演会を聞いて、特に印象に残っているのは、
平和の基盤が「教育」にあるというお話です。
昔は、盟神探湯(くかたち)という裁判方法がありました。
これは、熱湯に手を入れて、ひどいやけどを負ったほうが、裁判で負ける、という方法です。今の私たちからすると「そんな理不尽な!」と言いたくなってしまうような方法ですが、当時はそうやって善悪を判断していたそうです。
江戸幕府は、こういった神頼みに近い方法での争いごとの解決を禁止しました。その代わりに、国に訴訟をするように求めたのです。
そうすると、裁判をするために、みんな証拠を集める必要があります。
そのためにも、しっかりと教育を受けておくことが必要になりました。
こうして、世の中の人々が学ぶようになり、
町のあらゆる人が、読み書きそろばんがしっかりとできるようになりました。
こうして、武力で力を誇示することなく、言論や、法、約束事で世の中の人々をまとめていたのが江戸幕府だったのです。
今回の講演会を聞いて、
論理的に自分の考えを伝える力や、
他の人が書いた文章を正しく理解できる力が、
平和のためにも必要なのだということに、はっとさせられました。
塾のみなさんが、
平和な世界で生きられるような社会にするためにも、
授業を頑張っていきたいと思います!